社会福祉法人 仁生社
江戸川病院
2024-11-27更新
当院では、高血圧や脂質異常症、糖尿病を基礎疾患に持つ患者さんが多く、内科と眼科との連携のひとつとして、眼底検査を積極的行っています。
特に糖尿病合併症である増殖糖尿病網膜症、糖尿病黄斑症に対しても、比較的早い時期より内科より紹介を受けていることで、早期発見・早期治療を可能としています。その診断を可能にしているのが、スペクトラルドメインOCTです。これは、網膜の断層をマイクロメーター単位で画像化することができる診断機器で、眼科開設当初より導入しています。また、治療においてはマルチカラーレーザー光凝固装置を完備しており、従来よりも凝固時間を短くすることが可能で、それにより治療中の患者さんへの痛みに対する訴えが少なくすることができます。
内眼部手術では日帰り硝子体手術を積極的に行っています。硝子体手術は広角眼底観察システムを用いた25G極小切開硝子体手術を積極的に行っており、ほとんどが経結膜無縫合硝子体手術です。
近年増加傾向にある中高年の中途失明の主要な原因である加齢黄斑変性に対しては、前述のOCTを駆使し、抗血管内皮増殖因子阻害薬の硝子体内注射を行うことができ、視力の維持が可能となってきています。
このように最先端・最良の眼科医療を患者様の立場に立ち安全に提供することに努めており、最新の診断機器による的確な病状評価のもとに、最新の設備・技術を駆使して治療を行っています。