江戸川病院

社会福祉法人 仁生社

江戸川病院

診療科・部門|放射線科

2020-07-01更新

放射線科

放射線科

放射線科について

私たち放射線科(技術科)は診断部門(外来:メディカルプラザ江戸川、本院:江戸川病院)、治療部門の2部門に分かれています。


外来診断部門では各科から依頼された画像検査について患者様、主治医の先生方と協力しあい検査法・撮影法について最良の方法を選択し、診断・治療目的に沿った画像検査を担当しています。各科に画像診断情報を提供し、CT、MR、各種造影検査は基本的に予約検査となっていますが、緊急時には即時対応しています。専門医がCT、MR、RI、マンモグラフィ、一般撮影の読影レポートを作成しており、各科及び連携医からは大きな信頼を得ています。


本院診断部門では入院患者様の経過観察のための撮影、また高度医療機器(256列CT装置、陽電子を用いたCT装置:PET-CT、3T(テスラ)MRI装置、フラットパネル心臓カテーテル装置等)を用いた検査を行っています。近隣地域の医療機関からの検査依頼も非常に多く、画像及び診断には高い評価をいただいています。

MRI、CT、乳腺撮影は認定技師を中心に撮影、検査を行っています。


治療部門は、4台の治療機を保有しており最新の放射線治療を行っています。強度変調放射線治療(IMRT)の施設認定を受けており3名の医学物理士(博士、修士)が常勤し、全国でも有数の高度放射線治療を行っています。治療領域も頭頚部から骨盤、四肢にいたる全身に対応しています。

スタッフ

・診療放射線技師  48名 (男性27名 女性21名)
・医学物理士 3名
・看護師 8名
・事務(受付等) 10名

業務内容

一般撮影検査

一般撮影検査では、外来・本院別に計4台の装置を配置しており、最新の撮影機器FPD(フラットパネルディテクタ)を使用し、胸部、腹部、全身の骨等の撮影を行っております。このFPDの導入により、従来システムに比べ被ばく線量を減らしつつ画質を向上させることができ瞬時に画像を確認することができるためスムーズに検査が行えるようになっています。

その他、回診X線撮影装置を使用した、病棟でのポータブル撮影や手術室でのイメージ撮影等多岐にわたる業務を担っております。

外来撮影室/入院撮影室

左:外来撮影室(2台)/右:本院撮影室(2台)

回診X線撮影装置/術中外科イメージ撮影装置

左:回診X線撮影装置/右:術中外科イメージ撮影装置

マンモグラフィ検査

マンモグラフィ検査

マンモグラフィは乳房専用のX線撮影のことをいいます。

マンモグラフィでは撮影時に乳房を少し強めに圧迫します。乳房を圧迫することにより、乳房全体をはっきりと映し出し、乳がんをはじめ乳房にできる病気の発見にとても有効な検査です。

また乳房を圧迫することにより、被ばく線量も少なくすることができます。当院では、被ばく線量、乳房圧迫による痛みをなるべく抑えたFUJIFILM社製 AMULET Innovalityを使用しています。

撮影は日本乳がん検診精度管理中央機構の認定資格を保有する女性技師が担当いたしますのでご安心ください。

精密検査として、マンモグラフィガイド下マンモトーム生検も行っています。

AMULET Innovality(FUJIFILM社製)

骨密度検査

骨密度検査は、骨を構成しているカルシウム量(骨量)を測定し、骨の強度を調べる検査です。

骨粗しょう症の診断、薬剤・栄養・運動療法などの治療効果判定するために有用な検査です。

当院では、骨粗しょう症の診断および治療効果判定に使用され精度に優れているDEXA(dual-energy X-ray absorptiometry)法を用いて腰椎、大腿骨頚部の測定を行います。日本人の平均に対するご自身の比較、同年齢との比較、過去との比較などのデータを提供しています。検査時間は5分~10分程度です。

骨密度検査

提供:東洋メディック(株)

Horizon C(HOLOGIC社製)

X線透視検査

人体を透過したX線を、TVモニターでリアルタイムに観察しながら検査や治療を行います。

当院では少ないX線量でも高画質が得られるFPD搭載デジタルX線テレビ装置を採用し、外科の消化管造影や泌尿器科の造影検査(ダヴィンチを使用した手術の経過観察など)、整形外科では骨折後の整復や脊髄腔造影検査などを行います。

また内視鏡を併用した検査や治療(気管支ファイバー:BF 大腸ファイバー:CF 内視鏡的逆行性胆道膵管造影:ERCP)を行うなど使用内容は多岐にわたります。

X線透視検査

VersiFlex VISTA(HITACHI社製)

CT検査

CTとはComputed Tomography:コンピュータ断層撮影法の略であり、CT検査は放射線(X線)を使って身体の断面像や立体的な画像(3D画像)を得る検査です。

検査部位・目的によってはヨード造影剤という薬を使用することで、より病変部を明瞭に描出することができます。

当院はGE社製の256列CT1台、64列CT2台を有しております。

中でも256列CTのRevolution CTは従来の装置に比べ、あらゆる性能で装置に求められる条件を最高レベルで実現した最上位機種です。

被ばく線量を大幅に低減が可能な技術「ASiR-V」を搭載。また、ディープラーニング(深層学習)を用いて開発された革新的な画質向上を実現した次世代画像再構成技術である「True Fidelity」を搭載しており、こちらも被ばく低減に大きく貢献しています。

CT検査は放射線を用いる為、被ばくは不可欠ですが新しい技術や知識を取り入れることにより被ばく線量低減と高画質を両立させた患者様に有益な検査を提供できる体制を整えています。

CT検査

左:Revolution CT 256列(GE社製)/中央:Revolution EVO 64列(GE社製)/右:Discovery CT 750HD 64列(GE社製)

MRI検査

MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査は強力な磁石と電波を利用して身体の断面を撮影する検査です。放射線を利用しないため、被ばくの心配はありません。

当院ではGE社製1.5テスラMRI装置とSiemens社製3テスラMRI装置の2台が稼働しています。前者は光デジタル伝送技術、後者は第4世代Timテクノロジー(Tim4G)が搭載されており、従来の装置に比べて、より高分解能かつ短時間での撮影が可能です。

当検査室では頭頸部、体幹部、四肢などの通常の検査はもとより、MRIを使用して体の広い範囲にわたって,がんや転移を探す画像技術「DWIBS(ドゥイブス)」検査の対応、さらに”条件付き”MRI対応心臓ペースメーカーやICDなどの植え込み後の患者さんへのMRI検査を安全に行える体制も整えています。

MRI検査

Magnetom Skyra 3T(SIEMENS社製)

MRI検査

Signa Explorer 1.5T(GE社製)

血管造影検査

当院のハートセンターには、2台のPhilips社製のフラットパネルを搭載したバイプレーン血管造影X線診断装置が導入されており、経皮的冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention: PCI)を施行する際に周辺機器(OCT、OFDI、SyncVision等)と接続、同期し、質の高い治療のサポートが行えるようセッティングされております。

また、1台の装置はカテーテルアブレーションによる不整脈の治療にも特化し、周辺機器に干渉してしまうナビゲーションシステムに対応した撮影の設定を選択することが可能で、治療方法の選択肢を増やすことに貢献しています。

他にも、末梢血管治療、ペースメーカー等のデバイスの埋め込みにも対応し、24時間365日、いつでも緊急カテーテル治療に対応できる体制を整えて高度医療をサポートしております。

血管造影検査

Allura Xper FD10/10(PHILIPS社製)

RI検査

RI検査では、ガンマ線を放出するラジオアイソトープで標識した放射性医薬品を体内に投与し、検査目的の臓器に放射性医薬品を集めます。放射性医薬品が集まった臓器からはガンマ線が放出され、そのガンマ線をガンマカメラで撮像する事により、臓器の機能画像を取得しています。

当院では、SPECT-CT装置が1台稼働しており、機能画像に加えて、CTによる形態画像を連続取得し、病変位置を特定するためのフュージョン画像も提供しています。また、PET機能を組み合わせたSPECT-PET複合機であるため、PET検査も行う事ができ、当検査室では様々なRI検査に対応しております。さらに、放射線治療製剤であるゼヴァリンやゾーフィゴ等を使用したアイソトープ治療も盛んに行っております。

RI検査

Infinia 8 Hawkeye 4(GE社製)

放射線治療

2020年4月現在、放射線治療専属スタッフ10名(医学物理士、認定放射線治療技師を含む)が在籍しており、放射線科からのローテーションスタッフ(約10名)とともに高精度放射線治療を必要とする患者様にCTガイド下(トモセラピー3機)、MRIガイド下(ビューレイシステム1機)による治療を行っています。専属の看護師も4名常駐しており放射線治療のサポートを行っています。

今後、被ばくや動きにも対応可能なMRIガイド下での治療を中心に装置の追加も予定しています。CT、MRIの診断知識を生かし多様な放射線治療に日々対応しています。

IMRT施設基準を取得しており、放射線治療医、看護師、放射線技師、医学物理士などの専門スタッフが一丸となって高精度な放射線治療に取り組んでいます。

また、腫瘍再発等にも対応すべくBNCT(ホウ素中性子捕獲療法)を行うための施設も完成し臨床に向けて調整中です。

放射線治療

左:MRIdian(ViewRay社製)/右:Tomo Therapy(Accuray社製)

放射線治療の詳細は「東京江戸川がんセンター(放射線治療)」をご確認下さい。

装置一覧

・一般撮影装置 4台(外来 2台 本院 2台)

・ポータブルX線撮影装置 3台(救急・病室用 2台 手術室用 1台)

・術中外科イメージX線装置 4台

・乳房用X線撮影装置 1台

・骨塩定量測定装置 1台

・結石破砕装置 1台

・X線テレビ装置 3台

・CT装置 3台(64列 2台 256列 1台)

・MRI装置 2台(1.5T 1台 3T 1台)

・血管撮影装置 2台

・核医学診断装置 1台

・放射線治療装置 4台(Tomotherapy 3台 MRIdian 1台)

認定資格

名称(認定団体・学会等)/認定者数

検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師(日本乳がん検診精度管理中央機構)/13名

第一種放射線取扱主任者(原子力規制委員会)/4名

医学物理士(医学物理士認定機構)/3名

放射線治療品質管理士(放射線治療品質管理機構)/1名

放射線治療専門放射線技師(放射線治療専門放射線技師認定機構)/1名

X線CT認定技師(日本X線CT専門技師認定機構)/5名

救急撮影認定技師(日本救急撮影技師認定機構)/2名

磁気共鳴専門技術者(日本磁気共鳴専門技術者認定機構)/1名

核医学専門技師(日本核医学専門技師認定機構)/1名

胃がん検診専門技師(日本消化器がん検診学会)/1名

胃がんX線検診技術部門B資格(NPO法人日本消化器がん検診精度管理評価機構)/4名

医療情報技師(日本医療情報学会)/1名