江戸川病院

社会福祉法人 仁生社

江戸川病院

勤務医の業務負担軽減並びに処遇改善への取組に関して

2025.04.25更新

当院では病院勤務医を含む医療従事者の業務負担軽減並びに処遇改善を図ることを目的として、
以下の項目に関する取組を行っています。

当院では病院勤務医を含む医療従事者の業務負担軽減並びに処遇改善を図ることを目的として以下の項目に関する取組を行っています。

看護師

1.医師の指示に基づき、注射、処置等代行が可能な診療行為を積極的に実施する。

2.救急医療等における診療の優先順位について可能な限り判定を行い、医師が診療に専念できる体制を整備する。

3.医師が患者に治療方針や症状の説明を行う場合は、医師と患者とのコミュニケーションが円滑に図れるように調整する。

4.特定行為研修を修了した看護師は、特定区分において医師の包括的指示のもと、手順書を用いて医師を待たずして病態を判断して医療を提供する。

5.看護師専門外来を実施している。

6.診療看護師(NP)を配置している。

7.検査に関する説明を実施している。

救急救命士

1.医師の指示に基づき、救急救命士が行うことができる医療行為を積極的に実施する。

2.病院救急車による患者搬送や、患者搬送の際の患者観察を行う。

3.救急外来等での診療経過の記録を行う。

4.救急隊や患者様からのホットライン応需、電話トリアージ対応等。

5.転院搬送が必要な患者の転院先の手配。

薬剤師

1.病棟薬剤師を配置し、効果・副作用の説明を実施。服薬指導、処方提案、処方支援(TDM等)を実施し、医師の業務負担軽減を図る。

2.入院患者を対象に薬剤管理指導業務を行い、医師の業務負担軽減を図る。

3.病棟への薬剤の払出しは内服・点滴・注射等を患者単位で準備。定時内服薬の一包化や、持参薬も患者状況に応じて一包化し、医師・看護師の業務負担軽減を図る。

4.抗癌剤・特殊薬剤・高カロリー輸液等を、薬剤科にて無菌調製を実施し、医師・看護師等の業務負担軽減を図る。

5.患者の持参薬識別を24時間365日体制で実施し、医師の薬剤処方の円滑化を実施し、医師の業務負担軽減を図る。

6.多職種で行うPBPM委員会を実施。医師と薬剤師にてプロトコールを作成、一部の検査や、処方の代行オーダーを実施し、医師の業務負担軽減を図る。

7.化学療法等の投薬リスクが高い服薬指導(説明に時間を要する)や、レジメン初回導入説明等を薬剤師にて実施し、医師の業務負担軽減を図る。

8.ICT、AST、褥瘡チーム、癌化学療法レジメン委員会、排尿ケアチーム、緩和ケアチーム、NST、糖尿病教育入院、CKD教育入院、心臓リハビリテーション、等々 多くの医療チームに薬剤師を配置することで医師。看護師の業務負担軽減を図る。

臨床検査技師

1.医師の依頼に基づき、心電超音波検査、超音波検査等を実施する。

2.医師の指示に基づき静脈採血等を実施する。

3.輸血に関する定型的な事項や補足的な説明と同意書の受領。

4.救急救命処置の場合における補助行為の実施。

臨床工学技士

1.人工呼吸器等の機器について集中管理し、病棟における機器の安全性を確保することで病棟医師の負担軽減を図る。

2.医療機器について集中管理・メンテナンスを行い、24時間払出し可能とすることで病棟医師の負担軽減を図る。

放射線技師

1.各種オーダーの代行入力(検査オーダー、追加撮影オーダー)

2.脳神経外科手術(頭蓋内腫瘍摘出術等)、整形外科手術(脊椎固定術等)、CT透視下気管支鏡検査(肺生検)における、手術支援やナビゲーション業務

3.放射線検査等に関する補助的説明

4.放射線検査等(一般撮影検査、CT検査、MRI検査、核医学検査)実施にあたり、放射線検査等の目的や必要性・具体的な手法・放射線被ばく・造影剤の副作用・安全性について、必要に応じて適切に説明を行う。

5.医療放射線安全管理責任者の配置

6.画像誘導放射線治療(IGRT)における画像一時照合

理学療法士

1.身体に障害のある患者に対し、基本的動作能力の回復を図るため、治療体操やその他の運動を実施し、医師の業務負担軽減を図る。

作業療法士

1.運動・感覚・高次脳機能(認知機能を含む)・ADL等の評価を行い、医師の業務負担軽減を図る。

言語聴覚士

1.嚥下訓練・接触機能療法における患者の嚥下状態に応じた食事形態等の選択、高次脳機能障害、失語症、言語発達障害、発達障害等の評価に必要な、臨床心理・神経心理学検査項目の実施を行い、医師の業務負担軽減を図る。

管理栄養士

1.管理栄養士による患者食(特別食や経腸栄養)に関する医師への提案、特別治療食についての食事内容や形態を提案

2.医師の指導を受けて、患者に対する栄養指導の提案・実施。

3.医師の負担軽減を目的として、チーム医療を通して適切な栄養管理を行い、提案を行う。

管理栄養士による病棟栄養管理での情報共有を含めてチーム医療の中で、患者の栄養状態を把握・改善することで病態改善に繋げる。
また、チーム医療による新たな患者情報等、必要に応じて食事オーダの代行入力を行う。
※参加チーム医療は以下

・NST(栄養サポート)チーム・PCTケアチーム・糖尿病教育チーム・CKD教育チーム・褥瘡チーム・HCU早期栄養介入

事務職

1.入院が決定した場合に入院の説明をし、医師の負担の軽減を図る。

2.医師事務作業補助者を配置し、医師の事務作業の負担軽減を図る。

3.医師事務作業補助者が診断書作成の実施および補助を行う。

4.医事課職員による診療報酬点検の補助、効率化を図る。

「処遇改善」

・産休・育休制度の利用を推進している。

・育児・介護等を行う職員には、時短勤務など変則的な勤務体系に対応している。

・院内保育所を設置している。

・医師の増員に向け、継続的に医師確保に努める。

・職員満足度の実施により問題点を明らかにし運営を改善していく。