地域の基幹病院として「がん医療」「先進医療」に力を入れています。
個人の多様性を大切にしています。その想いを表現する1つとして、看護部では決まったユニフォームを廃止しました。指定のものの中から自分の好きな色や仕様を自由に選ぶことができます。
日本の看護職員の平均年齢は43歳ですが、当院の看護部は32.3歳。若手が中心に活躍する職場です。
既卒入職者も多く、看護職のセカンドキャリアを積めます。
「思いやりのある患者様中心の看護」
7対1看護基準を取得
「7対1看護体制」は「1人の看護師が平均して7人の患者様を看護する」現在の看護配置基準では最高のランクとなります。 患者様の想いに寄り添い、看護の専門性を高め、より安全でゆとりのある看護の提供ができます。これまでの「10対1看護」に比べると一人あたりの患者を見る数が減少するため、時間にゆとりがもて、しっかりとした教育と良質な看護を提供できる体制が整いました。
EPN(江戸川ペアナース)
江戸川病院では、PNS看護方式©に変わり、2025年2月から「江戸川ペアナーシング(EPN)」の看護方式をスタートしました。若い看護師の割合が多い当院では、 個々の持つ能力を向上させることを第一に考え、「個人の成長」を促すためにEPNを導入しました。EPNではPNSの強みであるペアで行う看護はそのままに、ペアの関わりを増やし 互いに成長し合える関係性を築きます。
EPNでは、看護師は1人で患者さんを数名受け持ち看護にあたります。その日ペアとなる別の看護師と共に看護を語り合い、困った時に相談し合い業務を補完し合います。 患者さんの情報は基本的に受け持ちの看護師のみが取得するため、ペアやリーダーは基本的に情報を得ません。自ら気づきを発信する事が重要です。 看護師が安全で質の高い看護を提供することを目的とし、1人1人が自立して業務を行うことでアセスメント能力の向上を期待しています。 業務においてはペアの立場で、互いの特性を活かし、相互に補完・協力し合う看護方式です。
EPNの大きな目的は、人材育成です。「個人を育てることができる看護」は、個々のアセスメント能力の向上のもと、 看護を語り合い、語り合いから気づきを得て視野を広げて行き、それが知識と技術のスキルアップにつながるということです。 その暁には、自分の看護に自身と責任がもてるようになり、これが最終的に看護の質の向上に繋がる事を目的としています。
2交代制
認定看護師のほとんどは病院からの補助を受けて
キャリアアップしています!
江戸川病院ではみなさまが安心して働ける環境を整えています。
働く看護師さんのサポートとして院外委託の24時間保育「キンダーランドPippi」があります。とてもやさしい保育が行われており安心です。
キンダーランドPippi 室内の様子
保育風景
キンダーランドPippi 室内の様子2
希望者は独身の方のみ入居可能。民間のマンション・アパートを借り上げているため、プライバシーは守られ、快適な生活を送れます。
玄関
お風呂
大型のクローゼット完備
キッチンは料理好きにも嬉しい2口コンロ
女性にうれしい独立洗面台やインターホンなども完備
仕事だけではなく、プライベートもしっかり確保する具体的な取り組みがあります。

育児中の夜勤回数や実施日への配慮、24時間保育を行う保育所の利用など、子育て中の看護師に優しい環境です。
勤務シフトは公益社団法人日本看護協会の「看護職の夜勤・交代勤務に関するガイドライン」を参考に勤務表を作成。無理なシフトにならないよう配慮しております。休み等の希望は最大4日まで聞いています。


看護部内の研修や委員会などは、勤務後ではなく勤務時間内で実施できるように工夫しています。
タスクシフティングによる、クラーク・ワーカー・ポーターなどの配置を行い、看護師の業務をサポートする体制を構築。分担して業務負荷を下げることで残業や勤務時間短縮に繋げています。

法人本部に人材支援室があり、ハラスメントで悩まれている際には、直接ご相談いただける仕組みができております。
1人1人それぞれの成長を応援していく
臨床の場への「学習転移」を目指した教育体制の構築を目指しています。
互いに思いやり、幸せにできる看護師を共育する(互いに共に)
【1】患者やその周囲の人々に対し、専門的知識・技術をもって根拠に基づいて、自ら看護ケアを実践できる看護師を育成する。
【2】江戸川病院看護部の組織の一員であることを自覚し、人間性・社会性を自ら育むことができる看護師を育成する。
【3】主体的・継続的に生涯学習を行い、活躍し続けられる看護師を育成する。
【1】人間性と社会性を学ぶ機会を設け、対話を通じて看護の本質を探究できる学習の場を提供する。
【2】主体的に学びを深める環境を整え、考えを尊重しチーム医療に参画できる力を養う学習の場を提供する。
【3】看護の倫理観を学び、専門家としての知識、技術を習得できる学習の場を提供する。
【1】 当院のキャリアラダーとOJTを看護師を育成するツールとします。
【2】 経験学習理論に基づいて、OJTの強化を意識します。
【3】 看護方式であるEPN(Edogawa Pair Nursing)を活用して看護師を教育し、1人1人それぞれの成長を支援します。
【4】 臨床の場への「学習転移」を目指した教育体制の構築を目指します。
【5】医療安全、感染管理、褥瘡対策を集合研修や学研オンデマンドを用いて基本的な能力開発に寄与します。
「対話を楽しもう」
患者やその家族、職員同士、臨床の場面において対話は必須です。看護部では、この『対話』を通じた人材育成を行っています。EPNのペア間だけでなく、グループでのカンファレンスや病棟会でも、常に発言者の想いに耳を傾け寄り添い、一方通行にならないように互いに対話をしながら成長し合うことを目指しています。研修内でも、グループでの対話を重視し、お互いの価値観や意見を受け入れながら一緒に学んでいく場としています。
キーワード:つながる
キャリアラダーを通しての研修をベースに教育体制をとっています。看護師歴卒後1~3年目は、看護の基本的な知識や技術を養うために系統的な学習計画を必須研修として組み込んでいます。そして、1年目は「私と看護(看護観)」、2年目は「もやっと研修(看護倫理)」、3年目は「ひも解き研修(ケーススタディ)」を組み入れ、これまでの経験を言語化できるように働きかけ、結果として4年目以降の成長につながるように促していきたいと考えています。
現在「医療安全」「感染管理」「褥瘡(ケア)」は、臨床で働く看護職にとっても必須の知識と技術であり、学研オンデマンドを用いて基礎的な知識の習得と、繰り返し手技の確認を視覚的に行うことで看護の質の向上を図り、臨床現場に還元していきたいと考えています。また、「BLS」「シミュレーション研修(こんなときどうする?研修)」などを取り入れ、日常の実践能力の強化を図っています。 そして「エンゼルケア」も計画的に継続しています。それは死を迎えた後の患者・家族の看護を学ぶことが、結果として、尊厳や意志を守る看護につながると考えているからです。
卒後3年目に実施する「リーダー研修」は、これからチーム医療を担う中心的な存在となり活躍していくための、基礎的な力や後輩を育成/支援していく力を身につけるために実施しています。
そして当院では、事前課題に学研オンデマンド活用し、反転学習や共同学習を取り入れこれまで以上に学習効果が高まることを期待しています。さらに実務上直面した悩みや事例を研修内で話し合うことで、臨床現場での疑問解決につながり、結果として看護の質の向上に貢献できると考えているからです。
院内研修は、各分野の第一線で活躍している看護師、当院在職の認定看護師や専門看護師を中心に講師陣に揃えています。新しいエビデンスや情報を取り入れた講義内容は好評です。
看護補助者と看護師の協働する中で、看護補助者にも知識が求められてきています。その為、年間計画に沿って、当院所属のケアワーカーにも研修を提供しています。 そして、学研オンデマンドのIDパスワードを看護師や看護補助者1人1人に発行し、時間や場所を選ばず学習の機会を得られるようにしています。
(1)薬剤師
(2)臨床検査技師
(3)臨床工学技士
(4)事務職
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