RED-S(スポーツによる相対的なエネルギー不足)
RED-Sとは
スポーツ活動をする人(特に長距離ランナーなど)は運動によって消費するエネルギーが膨大となります。残されたエネルギーで骨や血液を作ったり、免疫力を高めたり、ホルモンを作ったりなどの生活を支えるエネルギーを確保しなければなりません。
その生活を支えるエネルギーが不足してしまっている状態のことをRED-S(Relative Energy Deficiency in Sport:レッズ)と言います。
症状
症状は自覚がないことも少なくありません。
図のようにエネルギーが不足することで、免疫力が下がって風邪をひきやすい、生理が来ない、疲労骨折(骨粗鬆症)、鉄欠乏が是正されても治らない貧血、抑うつ気分など様々です。
小児期のアスリートにおいては身長が伸びないということも問題となります。
診断
除外診断(他の病気を否定した上での診断)となります。症状に応じて検査を行っていきます。
治療
基本的にはエネルギー不足が問題なので、運動の質や量の見直し、食事の見直しなどスポーツ活動や生活習慣への介入を行います。無月経が継続する場合や抑うつ症状が強い場合は婦人科や精神科の専門医に紹介となることもあります。