肉ばなれとは
- スポーツ外傷の中でも頻度が高く、筋肉が過剰に伸ばされて生じます
- 多くの場合は筋が伸張しながら収縮する遠位性収縮時に生じます
- 起こりやすい部位は競技種目によっても異なりますが、ハムストリングスが最も多く、次いで下腿三頭筋、大腿四頭筋の順です
- ハムストリングスのなかでは、大腿二頭筋長頭が最も生じます
症状
- 局所の圧痛・腫脹・硬結を認めます
- 受傷直後に筋の凹みを触知することがあります
- 運動時のストレッチ痛や収縮による痛み
- 時間経過で皮下出血や筋力低下と可動域制限が生じることがあります
治療
- 保存療法が主ですが重症例やアスリートは手術が必要なこともあります
- 回復までの時間は部位や損傷の度合いによって異なり,スポーツ復帰は軽傷で1~2週間,重症の場合は数ヶ月かかることもあります
- 早期再開は再受傷リスクが高いため,自覚症状が改善しても主治医等と相談しながら復帰します
当科では
- エコーやMRIで部位や重症度などを判断します
- 血腫が大きい時はエコーをみながら除去することがあります
- 重症例やアスリートには手術を行うこともあります
- スポーツ復帰に向けたリハビリテーションを行います
リハビリテーション
- 太ももやふくらはぎの柔軟性改善のためのストレッチを行います
- 疼痛の状況を確認しながら運動負荷を増加させていきます
- 必要に応じて筋力測定を実施して患健差を確認します
参考文献
- 臨床スポーツ医学編集委員会.スポーツ外傷・障害の理学診断・理学療法ガイド.2003