Jone’s骨折
Jones骨折とは
足の小指の疲労骨折(繰り返されるストレスが原因の骨折の一種)です
ステップや切り返しをするスポーツになりやすく、サッカー選手では半月板損傷や前十字靭帯損傷と並んで起こりやすい怪我です
症状
初期は運動時の痛みや圧痛などですが、症状がなくレントゲンでも骨折線が見えず気付かれないことがあります
治療
- スポーツを休止、骨折部の固定・免荷、リハビリテーション、足底板の作製、超音波治療器(LIPUS)などを行います
- 他の部位の疲労骨折よりも治りにくいことがあり、スポーツ選手では手術が考慮されます
- スポーツ復帰の目安は部位や重症度によって異なりますが,数週間から数ヶ月程度です
当科では
- 問診、触診、レントゲン、エコー、 MRIなどで診断します
- 1~3週間ごとにレントゲン、エコー、 MRIなどで骨癒合(骨のくっつき具合)を確認し、スポーツリハビリテーションを行います
- 骨癒合が進まない場合や競技レベルによって手術を考慮します
リハビリテーション
①評価
- 可動域・能力測定
- 使用している靴の確認(一般的にBladeタイプのスパイクは負担が大きい)
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- 骨折部に負担がかかる動作の確認(例:切り返し)
②理学療法
- 骨折部に負担のかからない運動、エアロバイク、水泳、水中ウォーク
- 患部の治療促進(超音波治療)
- 母趾球で体重を支える練習
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- 切り返しの練習(図)
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参考文献
- 齋田良和ほか:プロサッカー選手における第5中足骨疲労骨折(Jones骨折)の発生状況調査.JOSKAS 40:531,2015
- 立石智彦:ジョーンズ骨折術後の競技復帰.臨床スポーツ医学36(8),2019
- Justin C et al.: Changes in Plantar Loading Based on Shoe Type and Sex During a Jump-Landing Task . Journal of Athletic Training,48(5):601–609,2013
- 古賀英之:予防に導くスポーツ整形外科.文光堂.293-300,2019