トモセラピーによる前立腺がん放射線治療


   "切らずにくり抜く、ピンポイント放射線治療"

トモセラピーとは、強度変調放射線治 療(IMRT)の専用機として米国で開発された最新の放射線 治療システムです。

IMRTとは、がんの部分のみにピンポ イントで放射線を集中させる新技術の一つで、様々な方 向から照射し、放射線の強さに濃淡をつけ、あたかもが んの部分だけをくりぬくような照射ができるようになり ました。つまり、がんの部分にはたっぷり放射 線をあて、がんではない正常部分には極力放射線をあて ないという、従来不可能とされてきたことを可能にした、 画期的な治療技術です。従来の照射方法に代わる標準的 治療法として、前立腺癌や脳腫瘍など、多くの悪性腫瘍 でその有効性が示されています。
 しかし、がんの放射線治療は、機械が行うわけでもなけ ればコンピューターまかせに自動的にできるものでもあり ません。確かな技術と豊富な経験に裏付けされたスタッフ のチームワークにより、はじめて実現できるものと考えて います。江戸川病院・東京江戸川がんセンターでは、放射線科専門医、医学物理師、診療放射 線技師をはじめ、放射線に関する専門スタッフが一丸となって 、より洗練されたがん放射線治療に取り組んでいます。



Q & A 〜よくあるご質問〜

Q:トモセラピー(TomoTherapy)?簡単に言うとどんなもの?
A:トモセラピーとは、最新鋭の放射線治療であるlMRT(強度変調放射線治療)を 行うために開発された、CTのような形をした高精度放射線 治療装置です。CTと同様、体を輸切りにした画像を撮影で きる一方、強い放射線を発射することもできるため、CTの 撮影をした直後にがんを狙い打つピンポイント放射線治療を 行うことができます。画像診断と放射線治療がトモ(Tomo) に行える治療(Therapy)装置といったところでしょう。

Q:今までの放射線治療との違いは?
A:今までの放射線治療は、周りの正常な細胞にもたっぷり放射 線が当たってしまうため、副作用が問題になっいました。 しかしトモセラピーは、がんの形に合わせて照射範囲を決 められるので、正常細胞に対する照射を極力おさえ、がん の部分だけにビンポイントでたくさんの放射線を当てるこ とが可能になりました。したがって副作用を減らし、がん を退治する効果は高くなったといえます。

Q:どんながんでも治療できますか?
A:トモセラピーの場合、正常組織への負担が少ないので、全身どこのがんでも照射が 可能です。しかし前立腺がんには特に咸力を発揮し、手術と 同等の治癒率が得られます。

Q:医療費はどれくらいですか?
A:治療には医療保険が適応されていますので、従来の放射線治 療と同等です。がんの種類によって保険適用の内容や自己 負担額などが変わってきますので、お問い合わせください。

Q:入院は必要ですか?
A:高精度な放射線治療により副作用が従来よりも減ったため、 ほとんどの方は外来で行うことができます。仕事やゴルフ などの趣味も、治療中であっても続けられる場合がほとん どです。

Q:毎日通えないので、入院させてもらえます?
A:入院の必要性については、医師の判断が必要になります。通 院に自信の無い方、通院そのものが不可能な方は、お気軽に お問い合わせ下さい。


江戸川病院では、月曜日から金曜日まで毎日、新規患者の受 けいれを行っています。
トモセラピーに関する問合は、放射線治療室(03-3673-1221(代表))まで こ連絡ください。

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